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祝 日本遺産認定! 佐山「浜台の浜茶」

[2016年8月22日]

久御山「浜茶」の景観が日本遺産に認定されました

 「日本茶のふるさと」として平成27年、山城地域8市町村を対象に認定された日本遺産「日本茶800年の歴史散歩~京都・山城」に、平成28年4月25日、新たに久御山町佐山浜台の「浜茶」の景観など同地域の4町が追加認定されました。

(写真は、日本遺産認定された久御山町佐山浜台の茶園と流れ橋)

日本遺産とは?

 日本遺産は、全国に点在する建造物や遺跡・名勝地、祭りなど、地域に根ざして受け継がれている伝承や風習等を語る「ストーリー」を、文化庁が「日本遺産審査委員会」の審査結果を踏まえて認定しています。

 平成27年度から新たに制度化され、京都府第1号として、平成27年4月に『日本茶800年の歴史散歩~京都・山城』が、日本遺産に認定されました。

 対象市町村は、宇治市、和束町、木津川市、宇治田原町、八幡市、城陽市、京田辺市、南山城村で、この地域が日本の喫茶文化を支え、リードしてきた「日本茶のふるさと」としてのストーリーが認められたものです。

認定されたストーリーの概要

 お茶が中国から日本に伝えられて以降、京都・南山城は、お茶の生産技術を向上させ、茶の湯に使用される「抹茶」、今日広く飲まれている「煎茶」、高級茶として世界的に広く知られる「玉露」を生み出しました。

 この地域は、約800年間にわたり最高級の多種多様なお茶を作り続け、日本の特徴的文化である茶道など、我が国の喫茶文化の展開を生産・製茶面からリードし、発展を遂げてきた歴史と、その発展段階毎の景観を残しつつ今に伝える独特で美しい茶畑、茶問屋、茶まつりなどの代表例が優良な状態でそろって残っている唯一の場所でもあります。

流れ橋と両岸上津屋・浜台の「浜茶」を追加認定

 全体ストーリーの中における久御山町分の位置付けは次のとおりです。

文化財の名称

 流れ橋と両岸上津屋・浜台の「浜茶」

ストーリー中の位置づけ

▽19世紀後期まで抹茶(碾茶)栽培は宇治茶師のみに認められていましたが、玉露は規制がなく、木津川河川敷に覆下茶園が広がりました。

▽木津川の両岸を時代劇映画のロケ地として知られる長大(356.5㍍)な木製の「流れ橋」がつないでおり、橋のたもとの砂地で肥沃な河川敷に広がる茶園(上津屋、浜台)は、特に「浜茶」と呼ばれています。住民と田畑を守る築堤にあたっても、あえて、自然に沃土が運ばれてくる堤の河川側に茶園群を残そうとしたため、堤防は茶園を避けて迂回する形状となっています。良質な碾茶の地として有名で、古くからの実生茶園(茶の実から栽培する茶園)も残っています。


文化財の所在地:八幡市、城陽市、久御山町

高級宇治茶「碾茶」を生産

 佐山浜台には、木津川堤防の内側に約4.7ヘクタールの茶園が広がり、町内の茶業家2戸が伝統を受け継ぎ、高級茶である碾茶を生産されています。

 浜台の茶園は300年を経た古木もあるといわれるほど古い歴史を誇っています。もともと、玉露を主に生産されていましたが、明治の初め頃から徐々に碾茶に切り替えられていったといわれます。

 碾茶を石臼で挽いて粉末にしたものが、茶道で用いられるおなじみの抹茶です。碾茶は、玉露と同様に収穫前に、伸び過ぎを防ぎ潤いのある芽を育てるため、覆いが掛けられます。この日光を遮る覆い下栽培によって、独特のうまみと甘味が醸成されます。

 覆い賭けは、芽生えの時期、天候を考慮して4月上旬から準備され、芽の生長に合わせて茶園全体にかけられていきます。そして、八十八夜が過ぎ、5月の連休明け頃から、芽の生長を待って茶摘みが始まります。

覆いが掛けられた茶園。
日光を遮ることで、うま味と甘味が醸成される。

手摘みで丁寧に新芽が摘まれる

自然豊かな景観 行って・見て・実感を

 後方に流れ橋を望み、手前に茶畑が広がる風景は、のどかな日本の原風景をほうふつとさせます。平成26年に町で実施した「まちづくりアンケート」でも、「守りたい景色・風景」で、木津川の流れ橋、木津川の河川敷と堤防を含む景観はベスト1、ベスト3となっています。

 京都府では現在、丹後の「海の京都」づくり、丹波の「森の京都」づくり、山城の「お茶の京都」づくりからなる「3つの京都プロジェクト」による観光キャンペーンが展開されています。

 「お茶の京都」は、宇治茶をテーマに、お茶生産の美しい景観の維持やお茶文化の発信などを通じて、人やものの交流が盛んな地域になることを目指しています。 

 本町でも、浜台の茶園と流れ橋一帯が織り成す自然豊かな景観を多くの人に知っていただき、魅力を感じていただきたいと思っています。ウオーキングやサイクリングのコースとしてもお奨めです。ぜひ訪れてみてください。


参考文献:ふるさとの四季(阪部五三夫著、久御山町発行)、久御山町統計書

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