下水道は正しく使いましょう

　公共下水道は、ご家庭や事業所からの汚水を集める下水道管と、汚水を処理する処理場で構成されています。下水だからといって何を流してもいいということではありません。下水道に障害を及ぼすおそれのあるものを投入、または排除し、下水道管に詰まりが発生した場合には下水道法第18条に基づき、調査費及び復旧作業にかかる費用をご負担いただく場合があります。みんなの財産である公共下水道を正しく使いましょう。

　野菜くずや残飯類を流すと下水管の詰まりの原因になります。

　食用油の廃油を流すと下水管の中で固まり、管を詰まらせたり、処理場の機能を低下させる原因になります。

　水洗便所は必ずトイレットペーパーを使いましょう。水に溶けない紙（ティッシュペーパーなど）や紙おむつ、たばこ、ビニール、布類などを流すと詰まりの原因になります。

　農薬や殺虫剤などの有害物は、処理場で汚水処理に支障をきたします。また、ガソリンや石油、シンナー類などの揮発性の高い危険物を流すと爆発事故の発生の原因になりますので、絶対に流さないでください。

　マンホールは下水道管の点検や修理をするために設置しています。土砂や木片、ごみなどを捨てないでください。

　下水道の「集水ます」や「防臭ます」の底には、残飯などのごみがたまるようになっています。
　月に1回は、ますのふたを開けてしゃくなどで取り除くなどの清掃をしてください。
　また、「防臭ます」は、台所から流れた油脂類が水面に浮き上がるようになっていますので、表面が白くなっていたら清掃をしてください。長期間放置されますと流れが悪くなったり、下水管の詰まりの原因となります。
清掃や点検がしやすいよう「ます」の上には物などを置かないでください。