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あしあと

    地籍調査を実施します

    • [公開日:2023年9月15日]
    • ID:3275

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     人に「戸籍」があるように、土地にも地番や所有者、位置、面積などをあらわす戸籍があります。これを「地籍」といいます。その地籍をひとつひとつ調査し、記録する「地籍調査」について、詳しくご紹介します。

    地籍調査とは

    地籍調査で境界を確認

     地籍調査とは、一筆ごとに土地の所有者・地番・地目・境界を確認し、現在登記されている土地情報の変更をおこなうものです。

    なぜ地籍調査が必要なのか

     現在、登記所に備付けられている地図の多くは、明治初期の「地租改正」でつくられたもので、土地の境界が不明確であり、土地の実態を正確に把握できていません。そのため、隣地との境界トラブルや、土地の利活用が進まないなど、さまざまな問題の要因にもなっています。また、大地震や水害が発生した地域では、地籍調査が未実施の場合、復旧作業を迅速に実施することができず、復興の妨げになることがありました。

    地籍調査にはこんなメリットがあります

    • あなたの土地が正確に記録され、登記所に保存されます。
    • 土地に関するトラブルを未然に防げます。
    • 災害で土地の形状が変化しても、土地の境界を再現できます。

    久御山町における地籍調査

     本町では、平成30年度より地籍調査を実施しています。今年度は、市田・森地区の一部において立会いを実施予定です。

     また、事前調査として、身分証を携帯した委託業者が測量や仮杭の設置を行いますので、みなさんのご理解とご協力をお願いします。

    実施区域(斜線部)

    令和5年度の実施区域

    地籍調査の流れ

    (1)住民説明会

    調査に先立って、説明会を実施します。

    令和5年9月30日(土)に実施予定であり、対象となる地権者様には案内を送付しています。

    ※万が一届いていない場合はご連絡ください。

    (2)一筆地調査

    一筆ごとの土地について、土地所有者の立ち会いなどにより、所有者、地番、境界等の確認をします。

    (3)地籍測量

    地球上の座標値と結びつけた、一筆ごとの正確な測量を行います。

    (4)地積測定、地籍図等作成

    測量したデータを基に、正確な地図を作り、面積を測定します。

    (5)成果の閲覧・確認

    地籍簿と地籍図の案を閲覧にかけ、誤りなどを訂正する機会を設けます。

    (6)登記所への送付と成果の活用

    地籍調査の成果を登記所へ送付します。登記所では、登記簿が書き改められ、地籍図が備付けられます。また、成果は今後、土地の売買、土地トラブルの防止、災害の復旧、各種行政運営等に活用されます。

    出典:国土交通省 土地・建設産業局地籍整備課「地籍調査はなぜ必要か」(平成24年度版パンフレット)のイラスト

    出典:国土交通省 土地・建設産業局地籍整備課「地籍調査はなぜ必要か」(平成24年度版パンフレット)

    よくある質問

    Q.一筆地調査(立ち会い)は必ず行かなければならないのでしょうか

    A.土地の境界は、隣接する土地所有者同士で決めていただく必要があります。境界立ち会いが行われなければ、その土地だけでなく隣接する土地も「筆界未定」となります。筆界未定の土地を、後に確定させるには、大変な手間と費用が個人負担となります。こうしたことにならないよう、必ず立ち会いをお願いします。

    Q.民地と民地の境界についても町が決めてくれますか

    A.地籍調査は、隣地土地の所有者同士で決めた境界を確認し決定するもので、町が民地同士の境界を決定することはできません。できる限り関係者と話し合って、境界の確認をおこなうようご協力ください。

    Q.立ち会いが行われない場合や、立ち会っても境界が決まらないときはどうなりますか

    A.「筆界未定」となり、改めて町が地籍調査をすることはありません。

    Q.「筆界未定」を解消するためにはどのような手続きが必要ですか

    A.「筆界未定」として登記された土地を地籍調査後に解消する場合は、土地所有者の個人負担によって、地図訂正(境界確定・測量)の登記申請をおこなうこととなります。